飲み物を使う
肉を柔らかくする方法としてはいくつかありますが、その中でも一般的なのはワインに浸ける方法でしょう。
ただしワインだけで浸けこむ場合はあまり柔らかくする効果は薄く、どちらかというと臭みを取る効果が強いです。
柔らかくするなら玉ねぎなどと一緒に浸けると良いです。
・牛乳
牛乳は肉の線維を柔らかくする効果があるので、ワインの代わりに使っても柔らかくなります。
2時間ぐらい漬け込むと良く、料理するときはしっかり汁気を取って、牛乳が気になるなら軽く洗ってから焼くと良いでしょう。
肉を軟らかくしたいなら出来れば1晩浸けておいた方が良いです。
・コーラやビール
炭酸の飲み物も肉を柔らかくする効果があります。
コーラやビールを使う場合は、焼く前に10分ぐらい肉を付けておくだけで良いです。
もしも煮込み料理を作る場合は、水の代わりに炭酸の飲み物で煮込むと肉が軟らかくなります。
炭酸は肉の臭みを取る効果もあります。
・ヨーグルト
ヨーグルトの乳酸菌が肉の線維をほぐす効果があり柔らかくしてくれます。
ヨーグルトの中に肉を入れて2時間ぐらい浸けておくと良いです。
焼くときはヨーグルトを拭き取ってから肉を焼きましょう。
その他のもの
飲み物以外も肉を軟らかくできます。
・キノコ汁
キノコの酵素が肉を柔らかくしますので、水の中にキノコと肉を入れて2時間ほど浸ければ、肉が軟らかくなります。
特に舞茸の酵素が柔らかくする効果が高いです。
・キウイやパイナップル
キウイなどの酵素が肉の線維を柔らかくしてくれますので、すりおろして肉を浸ければ良いです。
フルーツを使う場合は、15分程度つけるだけで柔らかくなります。
・玉ねぎ
玉ねぎのタンパク質が肉を分解するので、浸けておくと柔らかくなります。
すり下ろした玉ねぎに肉を30分ぐらい浸けてから焼くと良いです。
焼く場合の一工夫
肉を焼く場合も一工夫するとさらに柔らかくなります。
肉にある筋や繊維を切ってから焼くと、とても食べやすい肉となります。
焼く前には包丁フォークで筋切りをして、その後瓶などで叩くと効果的です。
繊維に対しては直角に切れ目を入れるのがコツです。
塩胡椒をふりかけるときは、焼く前に行うようにして、下ごしらえの段階でふりかけると、浸透圧で肉の水分が出てしまい、硬い肉になってしまいます。
そして焼いたときは肉の表面のタンパク質が固まって、それが肉のうま味を閉じこめます。
焼く前に何かに浸けたりしない場合は、とにかく肉を揉むことです。
それもこれでもかと言うぐらい揉めば揉むほど肉は軟らかくなっていきますので、肉をラップなどに包んで手で揉んだり、棒や瓶でじっくりと叩いたりすると、肉が軟らかくなります。