お子さんの落書きはほほえましくも困りもの
お絵かきなどが好きなお子さん、外遊びが大好きなお子さん、子どもはそれぞれ個性がありますし、保護者の皆さんもその個性を存分に伸ばしてあげたいとお考えでしょう。
ただ遊びや生活の中でしっかりとしつけしていくべきですし、いけないこと、危ないことなどを教育しながら日々、のびのびと過ごすことが出来たら・・と毎日切磋琢磨しながら過ごされていると思いますが、困ってしまう事もあります。
お絵かきをしている時などちょっと目を離したすきに、壁にクレヨンで大きな落書きを書いたなどの時です。のびのびと絵をかくという事はいけないことですが、絵をかくという事は素晴らしい事です。こんな時、絵をかくのは画用紙の上、壁にかいてはいけないという事をうまく伝える事が必要です。
お子さんに対してしっかり目を見つめて「いけないこと、これはダメなことよ」と何度もたしなめていけば、してはいけないことなんだなという事を理解してくれると思いますが、ママたちは大仕事が待っています。
壁に描いた落書きをきれいに消すという大仕事です。
どのようなもので書いてしまったのか、これによって何を使って消すのかという方法も違ってきます。
お子さんのかわいいいたずらに対してしっかり対応できる知識を持っておくことが重要です。
素材に合わせて落書きを消す知識
壁に落書きをしてしまったという時、多くの場合はクレヨンです。
クレヨンは油性の汚れになりますので、クレヨンで書いてしまった部分に当て布をして、その上からアイロンをあてて熱を利用しクレヨンで書いた部分を溶かします。
これにより、熱で浮いたクレヨンの汚れが布に浮いて吸い付きます。
クレヨンの汚れがある程度当て布に吸収されたら、住まいの洗剤を水で薄めてそれにクレンザーを混ぜたもので、雑巾などを利用して拭き取ります。
柱などもこの方法が利用できますので試してみましょう。
テーブルに油性マジックで落書き・・・という事もよくあることですが、この場合、煙草の灰が役立ちます。
雑巾に煙草の灰を付けて落書きされた部分をこするときれいに落ちます。
窓ガラスに油性マジックで落書きされた場合、除光液をティッシュや脱脂綿などに含せて落書きをなぞるようにゆっくりふくと除去できます。
机の上に置かれていたボールペンでいつの間にか机に落書きという事もよくあることですが、この場合、ヘアスプレーを机の落書き部分に噴きつけてからティッシュでふきとると除去できます。
家具などへのひっかき傷はどう対応する?
家具などにおもちゃで傷がついたなどもありますが、この場合、浅い傷ならインスタントコーヒーで対応できます。
コーヒーを濃いめに溶いて、それをティッシュは筆などにつけて傷部分に塗ります。
家具がホワイトやベージュ、うすいピンクなどのカラーという事なら、同じ色の絵の具、また靴クリームなどを塗り込むことで傷が目立ちにくくなります。
落書きなどはお子さんが一度は行ういたずらです。
大切な家具などに傷がついたり、テーブルがいたずら書きで一杯になるとがっかりしてしまいますが、お子さんにいきなり怒るのではなく、しっかりとお絵かきは画用紙等の上に書く以外、描いてはいけないという事を伝え、それから丁寧に汚れを落とすという事を考えましょう。
汚れ落としの方法、傷への対応を知っておけばいきなりガツンと叱ってしまった・・・という事もなくなります。