夏の風物詩、スイカ
夏といえば水分補給にも役立つのでスイカは食べたい果物です。
子供のころから夏休みに家族とスイカ割をしたり、縁側でスイカを食べたりといった思い出があり、夏になると食べたくなるという人も少なくありません。
この夏の風物詩ともいえるスイカですが、意外と品物によって味が違うものです。
せっかく食べるならば美味しいスイカを食べたいですからスイカ選びの方法は知っておきましょう。
美味しいスイカを選ぶポイント
スイカを選ぶ際にはまずシマ模様を確認します。
一見同じように見えますが、スイカによってシマの様子は意外と違っているのです。
甘いスイカというのはシマの黒い部分の色が濃くて緑の部分との境目がはっきりとしています。
中には黒い部分が盛り上がっているように見えるものがあり、これは鮮度が高い証となるものです。
スイカは収穫時が最もおいしく、その後2週間くらいは美味しさを維持することができるといわれています。
とはいえ、収穫してから美味しさが低下するのでできるだけ鮮度が高いものを選ぶほうが美味しいです。
そこで、スイカを選ぶ際にはシマの様子を見て少しでも鮮度が高く美味しいものを選ぶようにしましょう。
昔の人がポンポンとスイカをたたいて音を確認していますが、これも美味しさを確認するのに重要な行動です。
スイカをたたいてその中の音から完熟度合いを確認することができます。
重たいボンボンという音がすると完熟している証拠であり、美味しい期待が持てます。
それに対して未熟なものはポンポンとかパンパンとかといった軽くて高い音がしますからいくつかのスイカをたたいてその音を比較して美味しいものを選ぶようにしましょう。
ただし、低く重たい音がすればよいわけではありません。
ボンボンという重い音でも済んでいない低く重たい音がすると熟れすぎており食べ時を逃している可能性があるので避けた方が良いです。
スイカは重たいのでたたく時に思わず力が入りがちです。
しかしあまり強い力でたたくとスイカが割れてしまったり傷んだりすることもあるので力加減には注意しましょう。
スイカの上にあるツルも美味しさを確認するためのサインになります。
ツルはスイカが完熟になるとツルの付け根よりも周囲が盛り上がります。
そのためツルの付け根がへこんでいないものは未熟である可能性が高いです。
ツルの付け根がくぼんでおり、なおかつその周囲が盛り上がっているものが美味しいものです。
最後に、お尻の部分にあるおへその部分というのは小さいと日持ちするサインです。
逆におへそが大きくなっていると食べごろであり早いうちに食べるようにしましょう。
おへそが小さく日持ちするといっても1週間以内には食べるほうが美味しい時期を逃しません。