桃を上手に保存するには

桃の保存はむずかしい

桃はとても美味しいですがデリケートな果物です。
そのためちょっとの衝撃でも打ち傷がついて変色することがありますし、傷むのが早いこともあります。

そこで、少しでも美味しく食べるためにも正しい保存方法を知っておきましょう。
ここでは桃を美味しく食べるための保存方法を紹介していきます。

桃は美味しいものほど常温保存を

桃は常温保存では3日から4日ほどしか持ちません。
冷蔵庫を利用しても長くて1週間が限界と言われています。

とはいえ、桃によって熟している状態が違いますから自宅に届いた状態で保存できる期限は違うものです。
ただ、一度熟れ始めると3日ほどで傷み始めるので様子を見て食べごろを判断すること、保存方法を変えることが重要です。

桃は冷蔵庫にいれておき冷たい状態で食べたいと思っている人も多くいます。
しかし、桃は冷蔵庫が苦手で冷蔵庫に入れておくと美味しさが損なわれる可能性があるので注意が必要です。
特に甘さが失われることが多いので、できるだけ冷蔵保存は避けるべきです。

基本的に桃は冷蔵庫に入れず情本保存をすることが望ましいのですが、場所を選んで保存することで美味しい状態を維持できます。
風通しが良い冷暗所に保存しておくと鮮度を保つことができ美味しいです。
冷えた桃が食べたい場合には、食べる1時間から2時間前に冷蔵庫に入れておくと美味しさを損なうことなく冷たい桃を食べることができます。

長期保存をしたい場合

たくさんの桃が届き、おすそ分けをしてもかなり手元に残っているという状態が起きると3日から4日で食べることが難しく常温保存ではせっかくの桃をダメにしてしまう可能性があります。
そこで、長期保存をしたいという場合には冷凍保存を活用しましょう。
冷凍保存は上手に活用すると1か月近く美味しい状態を維持することができます。

冷凍保存をする際には桃はそのまま丸ごとの状態で保存します。
最初に桃を水で優しく洗い、拭き取ります。
このとき、丁寧に触ることで傷みを防ぐことができますし、冷凍焼けを防ぐことができますから取り扱いに注意をしましょう。

水分を完全に拭き取ったらサランラップで包んで密封をします。
さらにその桃をフリーザーバッグに入れて密封し空気を完全に抜くようにします。
冷凍庫に入れる際にもほかのものとぶつかったり冷凍庫内で転がったりすると傷がつく原因になるので優しく置き、傷ができないように置きましょう。

食べるときには自然解凍をすればすぐに食べられますし、暑い日にはシャーベット感覚で食べることもできます。
冷凍しておく皮と果実の間にズレができて皮がむけやすくなるというメリットもあります。
カットして冷凍することも可能ですが、その際には変色防止のためにレモン汁に浸してから冷凍するのが望ましいです。